2015-10-12_紅葉の御荷鉾スーパー林道・リベンジ編



前回のあらす

 関東有数のロングダートが残る御荷鉾スーパー林道。

 その全線を走破するオフに参加し、なんとか完走することは出来たがその走りは満足のいくものではなく、体力的にも装備的にも大きな課題が残った。


 一年後の再挑戦を想定し対策を練り、それより半年が過ぎた。

 未だ全線を再挑戦するには時期尚早なれど現在の進捗を確認する為にも一部区間でも走ってみることに。


 スタートは下仁田駅。前回来た時は知らなかったがアニメ版ペルソナ4の舞台のモデルなんだそう。

 今回は高崎までは普通電車。上信電鉄はフリーパスを買ってみた。帰りは富岡あたりをゴールにする予定だったので、多少だが割安になるはず程度の気持ちだったが後にそれが良い結果に。


 下仁田を出発し、まっすぐ南へ向かい県道172号線を進む。

 庚申塚が多い。今は家も少ないが、古くは人が多く住んでいたのだろうか?

 このルートを進めば1000㍍の舗装の登りだけで八倉峠まで辿り着けるので、以前のルートと比べれば相当楽なルートになる。

 前回はツーリング車だったが、今回はセミスリックタイヤのオフロード車。

 ペダルは大弛峠に登った時にフラットのままでも特に問題なかったのでそのまま。

 軽いギアでゆっくり登って行く。


  途中から道は七久保橋倉林道に変わる。

 県道との境あたりはGPSの勾配が17%とかになり、流石にそこは押しが入るがそれ以降は、すれ違ったのがオフロードバイク一台だけの静かな道を景色を楽しみながら走ることが出来た。


 それにしても爽やかに晴れていて心地いい。

 空気が澄んで遠くまで見える。標高が上がると涼しさを感じる。次のツーリングには長袖ジャージが必要かな?


 丁度お昼に八倉峠到着。

 以前にここに着いた時は満身創痍だったが、今回はルートも短くゆっくり登ったのもあり、疲れは殆ど無い。

 食事をしたり、路肩崩落地点で呟いたり(SB回線が繋がるのがビックリ)して少し長めに休憩。

「御荷鉾スーパー林道よ私は帰ってきた!」とガトーの声真似をしていたらオフロードバイクの人に見られた。


 ここからが目的の御荷鉾スーパー林道のダート区間だ。

 前回は押してばかりだったが、今回は体力が残っているし何よりMTB用のギア比なので順調に進む。

 登り始めて少しすると向こうからツーリング車が。自転車珍しいなと思っていたら、できさんだった。少し話して別れた後、結構ガレた道なのに舗装路を走るように軽やかに走っていく姿を見て流石だなぁと感心する。

 オフロードバイクは数台見掛けたが、自転車とすれ違ったのはそれきりだった。


  全く期待はしていなかったが、標高があがると紅葉が始まっていた。

 写真を撮るために足を止めることが増える。


  ピークを過ぎると林道と並走してハイキング道が通っている。紅葉の綺麗さに惹かれて自転車をおいて歩いてみたりする。


 一旦舗装に出るがすぐにダートに戻り道は続く。


 途中、赤久縄山へ20分とあったので、時間も体力も余裕があったので、自転車を押して登ってみる。フラットペダル+軽登山靴だったのが功を奏した。

 それほど険しくなく、担ぎはいらず15分ほどで頂上に。木が邪魔であまり展望はなし。

 下りもなだらかだが、乗れたのは半分弱ぐらい。軽い山サイを楽しめた。

 1.8リットルのハイドレーションの水はもうわずかになっていた。4月来た時は暑くて時間も長かったのに沢山余っていたので水分もちゃんと補給できていなかったということだろう。

 今回はなかなか順調なツーリングだった。この調子で行けば次は全線走っても満足の行く結果を残せるかもしれない。


 ダートの終わる、みかぼ森林公園の事務所の先でルートを北に取り御荷鉾スーパー林道と別れる。

 最初は舗装の綺麗な広くて交通量もそこそこある道だったが分岐を狭い道に行くと静かな道になっていく。


 甘楽町まで下ってくると、昔は城下町だったらしく観光地として栄えているようだ。〇〇  上信電鉄沿いは観光スポットも多く、いい感じの林道も沢山走っているようだ。高崎からのアクセスも悪くないので青春18きっぷの時期の定番になりそうだ。


 まだ明るく余力もあったので高崎まで走ろうかと思ったが、買っておいた切符がもったいないので最寄りの上州福島から輪行して帰ることに。

 それが正解だった。飲みに行こうとの誘いのメールが入っていた。高崎まで走ったら気づかずに帰りが遅くなっていたところだ。

 時間を調べると集合場所の池袋まで高崎線→湘南新宿ラインと乗り換えると自宅に帰るより早く付きそう。


 ところが高崎駅に着くと湘南新宿ラインが止まっているとのこと。

 そこで新幹線で上野まで出ることに。混んでいてデッキに立つことになったがやはり速い。

 値段も高崎線でグリーンに乗るのを考えるとそれほど高くはないんだし、帰りに利用するのもありかもしれないと思った。



  飲み会のメンツは奇しくも大弛峠を走った後に想定した、残りの越えたい峠四天王を走破した(各位のレポートを見て走りたいと思った)三人だった。

 今後のツーリングの相談などをしつつ…


まちうける はらんのうんめいに

めまいさえ おぼえるのであった


そして、私たちの旅は続くのです!