2019-05-01_声の優れた俳優によるドラマリーディング「こゝろ」

 昭和生まれだし、年号が変わることに対してはそれ程感慨があるわけではないのだが、あえていうと「昭和という文字が消えた」という歌詞のある。渡辺美里のI wishが聴きたくなるくらいかな~? なんて思っていたが、年号が変わるというこのタイミングに夏目漱石の「こゝろ」の舞台を見に行くと言う事は大きな意味のあることだったのだ。

 せっかくなので、令和初日のお参りに神田明神に寄る事に。あいにくの雨だったが、そのおかげか人はそれほど多くなかった。

 会場は新宿のサザンシアター。出演者はアイマスMの伊東健人さんに、古畑恵介さん、弱ペダのパーマ先輩などの岸尾だいすけさん。もちろん、お客さんはほぼ女性だ。

 僕の目当てはもちろん、久保田未夢さん。席も前の方だったの声だけでなく、朗読中のその表情なども堪能できました。

 それにしても今日の朗読劇でも、みゆたんの演技はやばかった。時々、ゾクッとした。

 なんだろう、あの自信? みたいなのがにじみ出てる感じ。なんか、笑顔が背筋がゾクゾクするみたいで怖いんだよな~。Mっ気ある人には危険だよ。

 伊東さんは朗読劇「ザ・グレイト・ギャツビー」(今回と同じく久保田未夢さんとの共演)で、岸尾さんは朗読劇「シラノ」でお目にかかっている。その時もカッコよかったが、今回も最高でした。

 古畑さんもKのイメージにぴったりでした。

 明治から大正に「時代が変わる」というタイミングが大きな転機になった物語を、平成から令和に変わったその日に見に行けた事は大きな意味があると感じました。

 まさに、「こゝろ」を読んだのって、平成が始まったばかりだったし。

 アフタートークは、さっきまであんなに迫力のある演技をしていた人と同一人物なの? と疑問に思うくらい、ゆるい雰囲気で笑いがたえませんでした。


 帰りは途中のスーパーでお惣菜買い込んでゆったり家のみ。良いイベント初めになりました。