2009-05-04_葛西臨海公園と日焼け

 ゴールデンウイーク中の5月某日、プレスポに乗っての初めてのサイクリング先は葛西臨海公園を目指すことにした。前に江戸川を下って工場地帯の隙間に海を見たが、もっときっちり見てみたいと思っていたのだ。ルートはまず、水元公園の中を通過して中川まで、そこから南下して京成押上線の南にあるウネウルート(まっすぐ南に伸びているのが新中川でこっちが中川だと後で知った)を通り荒川に、そして荒川サイクリングロードを南下する。葛西臨海公園で海を堪能した後は浦安市街を抜け江戸川に出て北上して帰るといったコースだ。

 プレスポの調子は好調だった。なんといっても軽い。スポーツ自転車ってこんなにも軽いものなのかと驚く。乗り心地はサスペンション付きの自転車からなのでゴツゴツしたものだったが、それでも28cのタイヤは軽さと快適さを兼ね備え、悠々と走れる。天気もよく、気持ちが良かった。

 荒川サイクリングロードに入ってからは向かい風で少し苦労したが、順調に車輪は回っていく。

 それにしてもサイクリングロードには人が多い。連休中だからもあるのだろうが、自転車がブームと言うのも頷ける。もっとも、自転車に乗るようになるまでブームだとは知らなかった。最近よく自転車の話題を聞くのって、ただ単に自分が興味あるから、耳に入るだけなのか、世間のブームが大きくなっているからなのかは分からない。

 海が近づいてくると空気が変わった気がした。潮の香りとかじゃなく、なんとなく、うまくは説明できないけれども何かが変わった感じがした。そして東京湾は目前に広がった。眼前いっぱいの海は開放感が違った。右手に海を見ながら葛西臨海公園の中を進む。千葉側の対岸には東京ディズニーリゾートも見える。携帯のカメラで海とディズニーリゾートを撮るがイマイチな感じ。サイクリングに観光要素を加えるなら、良いデジカメが欲しいなと思う。


 葛西臨海公園から出ると、公園に向かう車の列がものすごいことになっていた。公園に入れる頃には夕方になるんじゃないかという勢いだ。大渋滞の列の横をスイスイと行く自転車。思わず笑いがこみ上げてきた。

 公園を離れ、浦安市内を通過する。舞浜周辺は綺麗な街並みだった。途中の川に鯉のぼりがたくさん釣らしてあるのを見つける。ゆったりとしたペースで浦安を抜けると江戸川を上って帰路についた。


 その夜の風呂は大変だった。ここ数年ろくに焼いた事のなかった腕は、日焼けで真っ赤に腫れ上がっていたのだ。ものすごくヒリヒリするのを我慢して湯船に入りながら、日焼け対策が必要だと思った。そして僕が選んだのは、サンスクリーンではなく、コパトーンのタンニングウォーターだった。

 走行後の感想としては、定番コースに加えるのにはコースは少し調整が必要だということ。まず、荒川まででるのに快適なルートの開拓と、幕張市内を通るのも良いが臨海公園を出た後、旧江戸川を上がっていった方がいいかも。距離も今回で70キロちょっとだが、100キロ前後に調整したい。といった感じだ。なにはともあれ海が見えるのはいいね。